フライング検査のメリットとデメリット。 [妊娠]
フライング検査にはメリットとデメリットがあります。
なんといっても、メリットは「妊娠の可能性を早く知ることができる」こと
そして、デメリットは「知らなくてもよいはずの化学流産も知ってしまう」ことです
これらを説明するには、受精から着床までの流れを知っておく必要があります。
まず、
・卵子の受精可能時間は約6時間ほど
(卵子の寿命は24時間程度あるが、実際に受精できるのは6時間程度)
・精子は射精後、6時間後くらいから受精可能になり、そこから36時間前後が受精可能時間
→精子が受精可能な状態になったところに排卵、そして受精、というのがベストな流れ
(はっきり言えば、排卵前に仲良ししておいて、排卵を待つ、というのが良いです)
==========================================
ここでさらに、男女の産み分けも考え出すとややこしいです。
男の子のY染色体は運動量が大きく、寿命が短い
→ 精子が受精可能になった6時間後、すぐに排卵が起きるとベスト
(つまり排卵直前や、排卵日当日に仲良しが可能性が高い)
女の子のX染色体は運動量が小さく、寿命が長い
→ 精子が受精可能になった6時間後から、さらに24〜30時間くらい後に排卵が起こると良い
(つまり排卵日の2〜3日前に仲良ししておく方が可能性が高い)
・・・そこまで考えている余裕がなかった私は、
「元気で生まれてきてくれれば、どっちでもいいや〜」と、
性別に関しては神様に託すことにしましたが
==========================================
話を戻します。
限られた時間の中でちゃんと受精できた場合、受精卵になります。
※タイミングさえ合えば、受精の確率自体は80%とも言われます。
ただし、精子卵子の問題、子宮内の問題etcも含めると、
「受精」はできても「妊娠」の確率はぐぐっと低くなる、というわけです。
・この受精卵は7〜10日程度かけて、卵管をを移動し、子宮内膜へ移動します。
・子宮内膜に受精卵が根付き、やっと「着床」となります。
→人によっては着床出血があるかも(無い人も多い)
・着床後、妊娠検査薬で感知するhCGホルモンの分泌が開始。
→ただし、着床後はごくわずかなので、妊娠検査薬でも感知は難しく、
感知できる量まで増えるにはさらに2〜3日間を要する。
※卵管に着床してしまった場合(子宮外妊娠)でもhCGホルモンは分泌されますので、
正常妊娠かどうかは、産婦人科に見てもらわないとわかりません!
そして、ここで分かれ道。
着床が継続し、卵が育てば「妊娠」。
着床が継続できなくなり、生理が起こると「化学流産」。
この化学流産。
通常の生理と変わりなく、処置などは必要ありません。
たまたま、その時の卵子が育ち続けることができなかっただけであり、
着床には至りましたが、それ以上は成長できなかったため、
リセットした(生理が起きた)だけのことです。
残念なことですが、まだ「妊娠」ではなかったので、
流産と名がついていますが、「流産」ではないのです。
※結果論ではありますが、私も「あれは化学流産だったのかも」と後から思った経験があります。
その時のことはまたおいおい書き記したいと思います。
さて、以上を時間軸に合わせて、もう一度おさらい。
(排卵日当日が0日、14日後が生理予定日とする場合)
0日 排卵 → 受精
1日後 受精卵が卵管を移動
2日後 〃
3日後 〃
4日後 〃
5日後 〃
6日後 〃
7日後 着床 hCGホルモンの分泌開始(ごく少量)
8日後 〃
9日後 〃
10日後 このあたりから、妊娠検査薬で感知できるかも? → フライング検査開始?
11日後
12日後
13日後
14日後 生理予定日(チェックワンファストなら本来の使用開始日)
こんな感じでしょうか。
つまり、理論上は排卵から最短で7日程度で着床、
10日程度で妊娠検査薬でも感知できる可能性が出てくるので、
フライング検査ができるのも、このあたりからと思われます。
もちろん、生理周期の違いや、様々な個人差を加味すると、数日のズレは生じます。
そして、フライング検査で陽性が出ても、化学流産になるかどうかまではわかりません。
実際に、うっすらと陽性反応が出ても、生理予定日に向かって日に日に薄くなり、
やがて反応が出なくなり、生理が起きる・・・ということもあるそうです。
そうとわかっていても・・・うっすらとでも陽性反応が出たら、嬉しいものですよね。
でも、生理が起きてしまったら・・・
「せっかく陽性だったのに・・・化学流産になってしまった・・・」
と落ち込むことになるかもしれません。
そう。
フライング検査をしなければ(陽性反応を見なければ)、単なる生理だった。
フライング検査をしてしまったばっかりに、着床までは到達していた受精卵の存在を知ってしまった。
これこそ「化学流産」です。
こういうことが続くと、精神的なダメージは大きいかもしれません。
「私の卵子が悪いばっかりに・・・」
と、この結果を見て落ち込んでしまうだろうという方には、絶対にフライング検査はお勧めしません。
でも。
「少なくとも受精まではできたんだ(精子の運動量や、排卵は問題なかった)から、きっと妊娠はできる!!」
「今回は天に帰ってしまったけれど、着床までには到達できた卵ちゃんの存在を知ることができただけでもよかった」
と、考えられるのであれば、化学流産だったとしても、フライング検査をした意味はあると思います。
フライング検査は、そういったメリットもデメリットも理解した上での実施を強くお勧めします。
もちろん、良い結果になるのが一番ですけどね
なんといっても、メリットは「妊娠の可能性を早く知ることができる」こと
そして、デメリットは「知らなくてもよいはずの化学流産も知ってしまう」ことです
これらを説明するには、受精から着床までの流れを知っておく必要があります。
まず、
・卵子の受精可能時間は約6時間ほど
(卵子の寿命は24時間程度あるが、実際に受精できるのは6時間程度)
・精子は射精後、6時間後くらいから受精可能になり、そこから36時間前後が受精可能時間
→精子が受精可能な状態になったところに排卵、そして受精、というのがベストな流れ
(はっきり言えば、排卵前に仲良ししておいて、排卵を待つ、というのが良いです)
==========================================
ここでさらに、男女の産み分けも考え出すとややこしいです。
男の子のY染色体は運動量が大きく、寿命が短い
→ 精子が受精可能になった6時間後、すぐに排卵が起きるとベスト
(つまり排卵直前や、排卵日当日に仲良しが可能性が高い)
女の子のX染色体は運動量が小さく、寿命が長い
→ 精子が受精可能になった6時間後から、さらに24〜30時間くらい後に排卵が起こると良い
(つまり排卵日の2〜3日前に仲良ししておく方が可能性が高い)
・・・そこまで考えている余裕がなかった私は、
「元気で生まれてきてくれれば、どっちでもいいや〜」と、
性別に関しては神様に託すことにしましたが
==========================================
話を戻します。
限られた時間の中でちゃんと受精できた場合、受精卵になります。
※タイミングさえ合えば、受精の確率自体は80%とも言われます。
ただし、精子卵子の問題、子宮内の問題etcも含めると、
「受精」はできても「妊娠」の確率はぐぐっと低くなる、というわけです。
・この受精卵は7〜10日程度かけて、卵管をを移動し、子宮内膜へ移動します。
・子宮内膜に受精卵が根付き、やっと「着床」となります。
→人によっては着床出血があるかも(無い人も多い)
・着床後、妊娠検査薬で感知するhCGホルモンの分泌が開始。
→ただし、着床後はごくわずかなので、妊娠検査薬でも感知は難しく、
感知できる量まで増えるにはさらに2〜3日間を要する。
※卵管に着床してしまった場合(子宮外妊娠)でもhCGホルモンは分泌されますので、
正常妊娠かどうかは、産婦人科に見てもらわないとわかりません!
そして、ここで分かれ道。
着床が継続し、卵が育てば「妊娠」。
着床が継続できなくなり、生理が起こると「化学流産」。
この化学流産。
通常の生理と変わりなく、処置などは必要ありません。
たまたま、その時の卵子が育ち続けることができなかっただけであり、
着床には至りましたが、それ以上は成長できなかったため、
リセットした(生理が起きた)だけのことです。
残念なことですが、まだ「妊娠」ではなかったので、
流産と名がついていますが、「流産」ではないのです。
※結果論ではありますが、私も「あれは化学流産だったのかも」と後から思った経験があります。
その時のことはまたおいおい書き記したいと思います。
さて、以上を時間軸に合わせて、もう一度おさらい。
(排卵日当日が0日、14日後が生理予定日とする場合)
0日 排卵 → 受精
1日後 受精卵が卵管を移動
2日後 〃
3日後 〃
4日後 〃
5日後 〃
6日後 〃
7日後 着床 hCGホルモンの分泌開始(ごく少量)
8日後 〃
9日後 〃
10日後 このあたりから、妊娠検査薬で感知できるかも? → フライング検査開始?
11日後
12日後
13日後
14日後 生理予定日(チェックワンファストなら本来の使用開始日)
こんな感じでしょうか。
つまり、理論上は排卵から最短で7日程度で着床、
10日程度で妊娠検査薬でも感知できる可能性が出てくるので、
フライング検査ができるのも、このあたりからと思われます。
もちろん、生理周期の違いや、様々な個人差を加味すると、数日のズレは生じます。
そして、フライング検査で陽性が出ても、化学流産になるかどうかまではわかりません。
実際に、うっすらと陽性反応が出ても、生理予定日に向かって日に日に薄くなり、
やがて反応が出なくなり、生理が起きる・・・ということもあるそうです。
そうとわかっていても・・・うっすらとでも陽性反応が出たら、嬉しいものですよね。
でも、生理が起きてしまったら・・・
「せっかく陽性だったのに・・・化学流産になってしまった・・・」
と落ち込むことになるかもしれません。
そう。
フライング検査をしなければ(陽性反応を見なければ)、単なる生理だった。
フライング検査をしてしまったばっかりに、着床までは到達していた受精卵の存在を知ってしまった。
これこそ「化学流産」です。
こういうことが続くと、精神的なダメージは大きいかもしれません。
「私の卵子が悪いばっかりに・・・」
と、この結果を見て落ち込んでしまうだろうという方には、絶対にフライング検査はお勧めしません。
でも。
「少なくとも受精まではできたんだ(精子の運動量や、排卵は問題なかった)から、きっと妊娠はできる!!」
「今回は天に帰ってしまったけれど、着床までには到達できた卵ちゃんの存在を知ることができただけでもよかった」
と、考えられるのであれば、化学流産だったとしても、フライング検査をした意味はあると思います。
フライング検査は、そういったメリットもデメリットも理解した上での実施を強くお勧めします。
もちろん、良い結果になるのが一番ですけどね
コメント 0